【緊急号外!】松戸市が伊勢丹に21億円、約10年の支払い
伊勢丹松戸店に、負債負担行為 21億600万円、9年9ヶ月
撤退が心配される伊勢丹松戸店に対して、松戸市は今議会に突然、補正予算でドデカい債務負担行為を設定してきた(議案第12号)。同店4階のフロア約506坪をテナントとして借り、そこに各種公共施設などを整備するというのだ。
市は中心市街地の活性化や経済効果を見込んでいるが、松戸駅に近いプラーレよりも坪単価が高く、10数万人と推測している利用者見込みも甘すぎるとの指摘は無視できない。人口減少社会、少子高齢化などで財源厳しき折に、公共施設白書全体の運用も定まらぬ中、次々に複合化されてゆく各施設。要に、市が賃借する期間は同店も賃借契約を続けるというもので、まるで「伊勢丹延命策」に見えてしまうのは私だけだろうか…そして何よりこの計画本当にうまくいくのだろうか。
突然降って沸いたようなこの話。大事な事ほど時間をかけて決めるべき。しかしどうしても懸念しているのは、この短い期間に充分に議会や市民とも議論せず、ドタバタ急展開での提案→決定してしまうことである。民主主義に必要な「議論」は一体どこへ。可決されれば今年度から契約期間が発生する。そして・・・莫大な市民の税金が今、短期間の議論だけを経て投入されようとしているのだ!!
- 松戸よみうり 8月27日:市が伊勢丹にテナント
- 東京新聞 8月24日:伊勢丹松戸に公共施設 存続支援で松戸市 約10年で21億円支出へ
- 朝日新聞 8月23日:伊勢丹松戸店、市が4階フロアを賃借へ 撤退の懸念払拭
山中啓之の議案質疑 9月5日(火)
本件に対して9月5日(火)の議案質疑にて追及。
内容は主に本契約の発祥( どちらが・いつごろ言い出したのか)、伊勢丹だけ‘特別扱い’なのか(税投入の公平性・平等性)、伊勢丹の縮小や撤退リスクは本当にないのか(どこまで食い止められると考えているのか)、10年後はどうするのか(評価・判断基準) 、市民の意見集約や合意形成はどこでされたのか、各種指標の算出根拠や妥当性など。
採決は9月25日の日曜日