【絶句!】公務員の収入(ボーナス)は高すぎる
去る5月26日、臨時議会が行われた。
この御時世の人事院勧告(人勧)を受けて、公務員(松戸市一般職、特別職職員、市議会議員)のボーナスが一部凍結となる。6月のボーナス支給に反映させるためには、基準日(6月1日)に間に合うように、5月中に議会に通す必要があったため、今回異例の招集となった。
・・・しかし、これで満足してはいけません。なぜなら、’民間準拠‘を常にうたうこの「ジンカン(人勧)」には様々な問題があるからです。以下、要点。
▼けいじ(議案質疑・要旨抜粋)
(1)人勧の妥当性はどの程度か?
人事院も公務員。自分で自分の給与を勧告していること自体おかしくないだろうか。少なくとも、自分達で都合の良いルールを決めていると思われても仕方がない。
さらに、『公務員の給与はなぜ民間より4割高いのか』(幻冬舎・北見昌朗著)によると、人事院の民間給与の実態調査の方法には、以下のような「カラクリ」があると指摘されている。
→必然的に条件(給与)の良い大企業のみが対象。労働者の6割を切り捨て。
②調査対象を「正社員」に限定
→昨今問題の「非正規」や「パート」は含まれていない。3割を切り捨て。
③対象は「事務職」と「技術職」に限定
→いわゆるホワイトカラーのみ対象。6割切り捨て。
・・・などなど。
(2)松戸市の民間企業に勤める人と市の職員の整合性をどう考えるか?
以前、私が調べたところによると、松戸市民の民間企業に勤める方々は、平均年収が約520万円でした。
それに対して、松戸市役所の職員の平均年収は、なんと、約720万円!
(※年収・・・給与&ボーナス)
これで本当に「民間に準拠」しているなんて言えるのでしょうか。
それを基準額に退職金が出されるのですから、その額は民間平均以上です。
更には特別休暇や手当てなど、ごく一部の大手一部上場企業並みの厚遇と言えます。
名古屋市役所の職員、トヨタ自動車(大企業)、中小企業、の3者を対象に、高卒・大卒・男女・年齢別など、様々なデータで給与比較&徹底検証。
なんと、一番平均年収が高かったのは殆どのケースで市役所の職員でした。・・・一方的な公務員バッシングではない、真の姿を知ることができます。
著者の北見昌朗さんも山中けいじブログを見ています(コメント頂きました!)
※5月26日の記事参照
公務員は、「税金でご飯を食べさせて頂いている立場」である。公僕としての原点を見つめ直し、真の民間準拠を果たし、納得される公務員を目指すべき。