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活動報告

08年「やまなか議会」レポート第2部

会場にいらした方々へのアンケート(第1部が始まる前に用紙を配りました)

結果

1位:議員定数の削減について
2位:市議会の完全生中継(コアラ・インターネット)
2位:「議員だより」で一般質問の質問議員の実名公開
4位:乳幼児医療費助成の年齢引き上げ(3歳児から6歳児まで実現した)

により第2部は下記議題に決定しました。


【第2の議題】

■議員定数の削減について

《議論を始める前に》

●現在、松戸市には46名議員がいる(目安として約1万人に一人と言われている)

●千葉県の他地域と比べると、松戸市の議員数が一番多い

●本当に46人も必要なのだろうか

●6人減らせば約3億円が浮く → 公共サービスに使ったらどうか

●これらの理由から議員数を6名減らし、40名にすることはできないだろうか?

《参考として》

成田市

  • 人口:125000人
  • 議員数:30名(前回選挙で−4人削減)

日高市

  • 人口:57000人
  • 議員数:18名(前回選挙で−4人削減)

鎌ヶ谷市

  • 人口:104000人
  • 議員数:27名(前回選挙で−5人・次回選挙で−3人の削減が決定済み)

柏市

  • 人口:390000人
  • 議員数:40名(前回選挙で−6人削減)

松戸市

  • 人口:480000人
  • 議員数:46名

ご参加いただいた皆様のご意見

1)40代男性

  • 有権者の投票率によって議員の人数を変えてみてはどうか?投票率50%なら50人、35%になったら35人など。
  • 議員数が減った場合に備え、予備議員を常においておく。
2)30代男性

  • 投票率が上がらないのは松戸市の政治に興味がない人が多いからで、裁判の陪審制のように強制参加にしてみては?
  • 平時と有事に総数をフレキシブルに増減できる仕組みがあるといい。削減に関して足りない部分は市民の強制参加はどうか。
  • 新松戸の高齢化が進んでいるので、若い人を引き入れる対策を望む。 → 松戸ブランドの確立を望む
参考までに(山中)

  • オーストラリアでは義務での投票(行かないと罰金)、日本はどうするべきだろうか?
  • 投票率が低いのは、血を流していない民主主義の弊害ではないだろうか。
  • 投票率が低いということが平和である、という意見についてどう思だろうか。
3)30代男性

  • 減らすべきだと思う。
  • マレーシアも投票は強制参加、北朝鮮は投票率100%である。
  • 情報公開の速度を早めることが必要で、情報公開していない議員を落とすべきだと思う。
  • 議会チェックが出来ていれば議員の仕事はOKだと思う。
4)20代男性

  • 減らすべきだと思う。
  • 当選枠が減れば、議員当選するために試行錯誤するのでクオリティが上がるのではないか?
  • 減らす6名に関してどのような人なのかを調べるべき。
5)40代女性

  • 柏市のように魅力的になるなら減らすべき
  • インターネットでもっと情報公開をすべき
参考までに(山中)

  • 松戸議会録画中継ホームページはアクセスが少ない
    (今年度月平均は約2842件 集計は’08/4〜10までの平均、
    議会のある、3・6・9・12月は増える傾向にある)
  • 約2842件の内、議員や関係者の閲覧が多い可能性が高い、実際に何人の市民が観ているのか疑問だ。
  • 配信されている議会録画の内容も編集されたりする場合がある。
6)20代男性

  • 投票率で議員数を変えるのは賛成
  • 山中議員に意見 → 自分のまわりでは、政治に興味がある若者が多いと思うのだが、どう参加していいかわからないという意見がめだつ。そこをサポートして欲しいのだが。
参考までに(山中)

  • 教育現場では、生徒が国会見学には行くのに市議会見学には行かないという矛盾
  • 中学、高校などでの政治教育の推進の必要性(投票のやり方など講座をするべき:関連記事) を感じる。
  • 学校などで積極的に政治に関する事を教えるべき(NPO法人ドットジェイピーインターン生T君)
7)50代男性

  • あくまで議員の質にこだわるべきだ。
  • アイデアとして、無報酬の議員を100人増やすなどもよいかと思う。

8)30代男性

  • 教育関係の仕事をしている。
  • ブログで授業内容を掲載しているが、多数のアクセスがあり、アクセス時間など分析すると、子ども以外にも親御さんも多く閲覧していると思われる。また、分数の割り算の仕組みをちゃんと説明すると子どもは興味を示した。
  • このように、市民の興味の高そうな、野球イベントなどから政治につなげるなど、チャンスはいっぱいあるはず。そういう取り組みを議会でもすべきだと思う。
9)40代女性

  • 議会改革について
  • 行政側の答弁はだらだらとしていて、議員の質問時間が減ってしまう。議員の質問時間だけで1時間を確実に確保するなどして、答弁は無制限などの案はどうか
  • 議会中継はカットしない状態で閲覧したい。
  • 傍聴をどうやったら増やせるかを検討すべき。
  • 小学校からの政治教育の必要性を強く思う。
参考までに(山中)

  • 議会録画はヤジなどほとんどマイクで拾えてない。
  • 前に座っている議員(新人)から後ろの議員(ベテラン)はほとんど見えない(何をしていてもわからない)。
  • 本来の議会の姿を伝えるには、議会中継は生中継でやるべきだと思う。
参考までに(雨宮議員)

  • 投票に行かないのは現状に満足しているから? そうは思わない。
  • 一般の方が投票に行かないと、固定票(必ず目的の党に投票する層)のみになり、民主主義が危ぶまれる危険性がある。
  • このことから、投票率で議員数を決めるという案は、危険ではないだろうか。
10)40代女性

  • 議会を傍聴しやすい工夫(日時を土日にやる、時間を調節するなど)をして欲しい。
  • 議案に対して各議員それぞれの賛否がわからないなんて信じられない。
  • 情報公開に対して議会全体で真剣に取り組んで欲しい。
参考までに(山中)

  • 議案に対して各議員それぞれの賛否を公開する件に関して、我孫子市では電光掲示板ですでに行っている。松戸市だって可能なはず。
11)40代女性

  • 山中議員に期待して投票した。
  • 今期投票するかは山中議員の活動次第によって決める。
  • 山中議員の理想を追求するためには会派を組む必要性もあるのでは。
参考までに(山中)

  • 絶対組まないと決め付けているわけではない。柔軟に考えているが、会派を組むことでのデメリット(意見を貫けないなど)も考慮している。
  • 市民の皆様は、選挙時には、その議員候補の政策で選ぶが、その当選議員が当選後にどの会派に入るかかなどわからない。
  • キメの細かい意見を貫ける会派でなければならないと思っている。
参考までに(川田議員)

  • 可能なら山中さんと会派を組みたい(笑)
  • 議員には、「議員になることがゴール」な人が多い「議員になることがスタートライン」な人がいる。
  • 山中さんが仮に松戸で極まれな少数派だとするならば、それは、市民意識の反映なのではないだろうか。またそれは市民の意識の「変革の兆し」なのかもしれない。

ご参加いただいた各議員さん達のご意見
(※編集上、進行の時系列とは異なっています)

川田議員(埼玉県日高市 市議会議員)

  • 自分の街に対して何が必要なのか、何が欲しいのか、を議論してそれに見合った数を検討すべきだと思う。
針貝議員の意見(鎌ヶ谷市 市議会議員)

  • 議員数は本来、一番大変な時期(有事など)に合わせて決められている。
雨宮議員の意見(成田市 市議会議員)

  • 市民が議員を減らそうと思うのは、実は、行政にとっては好都合で、行政のチェック機能として議員は必要(減れば減るだけ行政の内が見えなくなるから)
  • 議員としての「仕事」をやらない議員がいるからいけない。
  • 単純に減らせば良いと言う問題ではなく、質を問うべきだ。
  • 提案→ 選挙で選ばれる前に就職試験をすべき(やる気、知識のない者を省ける)→ 議員のレベルが上がる
松本議員の意見(柏市 市議会議員)

  • 議員数削減は慎重に検討すべき問題だと思う。
総括:

  • 議員数は減らす方向で行く。
  • 同時に議員をテストするなど、議員の資質を高める取り組みを行う。
  • 議員のチェック機能と情報公開の徹底を行っていく。
  • 松戸議会生中継の必要性をさらに追求していく。(過去:賛成は山中、他議員1名のみ)

この時点ですでに予定時間を30分以上押していたため、

そのまま第3部の一般質問へと続いて行きます。

「やまなか議会:第3部 一般質問」へ

更新日時: 2008/12/03  カテゴリ: ライブレポート2008

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